神戸人が旅する神戸・その2

ニューミュンヘン神戸大使館の 丹波地鶏の唐揚
(神戸市中央区生田町)

 観光客に、というよりは神戸人にとって定番のビアホール・ニューミュンヘン神戸大使館。表面上は単なるサッポロビアホールなのですが、地下では三宮の中心で地ビールを作っているのです。
種別:グルメ(ビアホール)
ベストカップル

大まかな場所:三宮センター街南・生田通
ちょっとした情報とか
・行き方など
 三宮と元町の間だが、三宮からのほうが近いかも。両駅間は1キロ未満なので、どちらからか来て、どちらかに抜けることも可能。
・周辺
 センター街はブティックや電気店、ファストフード、書店などが連なる神戸随一のショッピングセンター。
・今回食べたもの
 大使館ビール(中)650円+丹波地鶏の唐揚965円。ほかにもソーセージやプレーンオムレツなどおいしいものがいろいろとあります。


 一人使いにも、2人で行くにも、大人数の宴会にも使える、神戸伝統のビアホールがニューミュンヘン神戸大使館です。一品一品は決して安くはないものの、高くもなく。店内は静かすぎず、うるさすぎず。料理の出方も早すぎず、遅すぎず。従業員のサービスも丁寧すぎず、ほっておかれるでもなく。適度の快さが味わえる店なのです。
 今回は三田(ウッディタウン中央駅)からの帰りに、ちょこっと寄りました。口がスイーツで甘くなっていたので、ちょっと辛いものを欲したのかもしれません。
 残念ながら神戸は夜が早い町。特に、JRより南側、センター街などは7時半を越えると閉まっているお店も多いです。ですが、人通りがないわけでもないので、女性一人でも心配する必要はありません。
 このお店、入り口にドアマンがいらっしゃって、まさに違う世界への入り口といった感じです。また、キャッシャーとダイニングも扉で区切られており、震災後に建った建物であるにもかかわらず、そこはかとなく伝統を感じさせます。
 ニューミュンヘンといえば、やはり丹波地鶏の唐揚。味付けは特に奇をてらったところはないものの、しっとり系ではなく、カリカリ系の唐揚げです。身は筋が縦にほぐれるようになっており、一見おいしくなさそうなのですが、口に入れるとじわっと鶏のうまみが広がります。特製のスパイス塩をかければ、最高のビールのつまみ。というよりも、つまみの範囲を大いに凌駕してしまっており、ここに行くとついついビールよりも唐揚に熱中してしまいます。
 ちなみに、ニューミュンヘンは大阪が本店なのですが、大阪では丹波地鶏ではなく阿波乙女鶏とか。丹波地鶏は兵庫県丹波市春日町産とのことなので、県産農産物の地産地消を心がけてくれているのかもしれません。
 とはいえ、当然ながらビールもおいしいです。特に、ここ神戸大使館では地ビールを製造しており、都会のど真ん中で新鮮そのものの地ビールが楽しめます。というか、ここにきたら必ず楽しむべきでしょう。神戸大使館ビールは軽い飲み口で、ほがらかな感じのビールです。名物の唐揚にもあうこと間違いなしです。
 この大使館ビールができたのは、神戸の名物でもあった(子ども心にはちょっと怖かった)前の神戸大使館が震災で全壊したから。再建の時に、神戸ならではのものをということで、地下に地ビールの醸造所を作ったのです。だから、このビールのラベルは「Since 1995」。そして、時計塔の時計が指し示す時間は、震災発生時間の「5時46分」となっています。震災で多くのものを失いましたが、また多くのものを生み出しました。
 そんなことも考えつつ、しっぽりと一人でビールを楽しむのも乙なものです。残念ながら私は、唐揚にぞっこんのため、その感激の方が大きかったりするのですが…。(2008年12月訪問、同月掲載)
 
店舗前景 5時46分 時計台
後日撮影したもの。クリスマスイブイブだったため、店舗前で唐揚の持ち帰り販売中。 大使館ビールのロゴマーク。時計は震災発生時の5時46分を指している。 現在の時計台。もう二度と、時計の停まる日が来ることのありませんように。


リンク
ニューミュンヘン神戸大使館(By ニューミュンヘン)
大使館ビール物語(By ニューミュンヘン)



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